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「Aって、
西澤と仲良いのか？」
いつものように隣に座ってくるキヨ。
『あ…なんかさっき
知り合ったって言うか…。』
「ライバル？って言ってたよな？
なんか一緒にやってんの？」
『いや…特にそういう訳では…。』
恋のライバルとは口が滑っても
絶対に言えない。
「そっか。」
少し沈黙が流れた。
「ありがとう、来てくれて。
俺、Aと話したくて
今日までずっと待ってたから
…嬉しい。」
そんなこと言わないでよ。
勘違いしちゃうでしょーが。
「ここに来なかったのは
本当に用事があったから…
なのか…？」
『いや、えっと、実は…』
椅子に座り直して
改めてキヨの方を向いた。
『この前、二人が
パソコン室で楽しそうに
話してるの聞いちゃって。
なんか邪魔したくなくて
行かなくなったんだ。
ごめんね…。』
「なんだ、嫌われたのかと思った…。」
『違うよ…！嫌ってなんかないよ。』
「ならよかった…。」
一安心したのか、
フワッと笑顔になるキヨ。
“好きな人の笑顔”というのは、
トキメキという名のハンマーで
心臓を思いっきりぶっ叩かれるくらい
凄まじいものだ。
危険と言っても過言ではない。
「じゃあ明日からも
放課後、来てくれるのか？」
『うん、別にそういう関係
じゃないんでしょ？
さっき西澤さんから聞いたけど。』
「おう、全然。友達だぜ？」
『…そっか！』
キヨの好きな人は
まだ誰かわからないままなのに、
どうしてだろう？
上機嫌で心が軽くなった気分。
今、目の前にキヨが居て。
私に微笑んでいる。
それだけで私は_______
「なぁ、A？」
『うん？』
「俺の好きな人のこと、話してたのか？」
『え…？』
「さっき、西澤と。」
ちょっと待って！？
どこまで聞いてたの…？
まさか…？
『う、噂話の延長でだよっ！
キヨも居るのかな〜みたいな？あはは』
とんでもなく嘘が下手くそすぎて
なんか情けない。
「知りたい？」
『へっ…？』
「_____俺の好きな人。」
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ゆゆゆ(プロフ) - みやさん» みや様♡本当にありがとうございます(T . T)ご期待に応えられるよう頑張りますので、是非今回も最後までお付き合い頂けたらと思います！(_ _) (3月1日 20時) (
レス) id: 6fdc3e229f (このIDを非表示/違反報告)
みや - 今作も楽しく見させてもらってます！続きも楽しみです( ; ; )♡連載頑張ってください〜！ (3月1日 16時) (レス) id: 2bd17039e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆゆ | 作成日時：2024年2月5日 0時
