. ページ5
.
『え…？』
大きな音が鳴ったと思えば
目の前が真っ暗になった。
『え、て、停電！？』
「おい！まじかよ！？
良いところまで進んでたのにぃ！！」
『え、嘘…怖いんだけど…』
「携帯のライトって結構明るいよなー。」
冷静な彼は携帯のライトを付けた。
『すぐ戻るかな…？』
「うーん、どうだろう。」
『もうこんなんじゃ宿題できないし
帰ろうかな…。』
「こんな暗い中を？危なくないか？」
『キヨだってパソコン
使えないから帰るしかないじゃん？』
「まぁ確かに。」
それから数分経っても
明かりが戻る気配がしない。
「帰るか。」
『う、うん…。』
あっという間に荷物を持って
パソコン室の外に出てしまったキヨ。
『ちょっ！待って！！！』
自分の中でも結構大きめな声で
彼を引き留めた。
「うわぁ、なんだよ、びっくりした。」
『私、暗いの怖いから…
その…一緒に行ってくれない？』
「…当たり前だろ。
暗い中、女一人置き去りにはしねぇよ。」
あれ、キヨって見た目によらず
意外と優しいとこあるな…。
暗い校内の廊下に二人の足音が響き渡る。
「こういう学校が舞台の
ホラーゲームとかよくあるよなぁ〜。」
『ちょ、やめてよ…
今そういうので脅かされたら私…』
「怖いの苦手？」
『うん、無理。』
「へぇ……わあっ！！」
『ぎゃー！！！
馬鹿！！何すんの！？』
驚いた反動で思いっきりキヨの肩を叩く。
「イテっ！！
はははっ！！ビビってる〜」
『キヨって性格悪いんだね？』
「あ？うるせ___ 」
カァッ！！カァッ！！！
「か、カラス！？
ぎゃぁぁぁぁああああ！！！」
『か、カラス…？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 130人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆゆゆ(プロフ) - みやさん» みや様♡本当にありがとうございます(T . T)ご期待に応えられるよう頑張りますので、是非今回も最後までお付き合い頂けたらと思います！(_ _) (3月1日 20時) (
レス) id: 6fdc3e229f (このIDを非表示/違反報告)
みや - 今作も楽しく見させてもらってます！続きも楽しみです( ; ; )♡連載頑張ってください〜！ (3月1日 16時) (レス) id: 2bd17039e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆゆゆ | 作成日時：2024年2月5日 0時
