四章 【嫉妬するのは】 ページ28
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窓から差し込む
爽やかな朝の陽射し。
タッセルが外れたカーテンは
心地よい温度の風に
たまに捲れながら
ふわふわと揺れている。
その側の机に頬杖をつき、
物思いにふけっている
儚げな雰囲気を纏った彼は
どこかをボーッと見つめている。
それに見惚れてしまう私。
すると私の視線に
なんとなく気付いた様で
キヨは廊下の方へ
おもむろに目を向けた。
ドクン_______
急いでしゃがんで身を隠す。
『あっぶな…。
いや、何してんだ私。』
高校生のくせに
朝からあんな色っぽい雰囲気
漂わせやがって…！！
『早くお手洗い行こっと…。』
低姿勢のまま4組の教室を
通り過ぎようとしたその時_______
「A？」
『わぅっ…ジュジュ…！』
「こんなとこでしゃがんで
何してんの？」
『シッ！
静かにして！！』
「何？隠れてんの？」
『っ…！良いからっ！！』
ジュジュの肩を急いで
掴み落として声を出さない様に
表情で訴える。
「ちょっ、だから何から隠れてるの？」
『一旦お手洗い行こ。』
「これウチも隠れる必要ある…？」
お手洗い到着。
『はぁ。』
「ねぇ、さっきのなんだったの？」
『あ、えっと…。』
これはもう、
話さないといけないな…。
「え！？！
キヨの事が好き！？！」
『声っ！！抑えて本当に！！』
「あ、ごめんごめん。」
トイレに一番近い教室は
4組なんだから聞こえてても
おかしくないぞ…！？
『さっきのはちょっと見惚れてたら
こっち向かれて思わず
隠れちゃったっていうか…。』
「何それ少女漫画か。
へぇ、そんなに好きなんだ？
いつからそんなに
仲良くなったの〜？」
『仲良いって程でもないけど
最近、ほんと1週間前くらいから。』
「あ、キヨって淳平くんと
仲良いよね？
これはまさかのダブルデートも
夢では無いのでは！？」
『淳平くんと話した事ない人が
何言ってんの。』
「あ、そうでした。
じゃあさ！じゃあさ！
Aがキューピッドになってよ！
キヨに淳平くんのこと
色々聞いてくれたりしたら
Aもキヨとお話しできるし？」
『まぁ…確かに？』
「一石二鳥ってやつ？
本当ウチ天才だわ。」
『でも何聞けば良いの？』
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ゆゆゆ(プロフ) - みやさん» みや様♡本当にありがとうございます(T . T)ご期待に応えられるよう頑張りますので、是非今回も最後までお付き合い頂けたらと思います！(_ _) (3月1日 20時) (
レス) id: 6fdc3e229f (このIDを非表示/違反報告)
みや - 今作も楽しく見させてもらってます！続きも楽しみです( ; ; )♡連載頑張ってください〜！ (3月1日 16時) (レス) id: 2bd17039e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆゆ | 作成日時：2024年2月5日 0時
