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“まぁ、仲良くなりたい人には
する…かな。”
何言っちゃってんだ、俺。
「キヨー。移動教室だろ次。
ボーッとしてると置いてくぞー。」
こーすけが肩を組んできた。
「なんだよ、朝から。
ずっと上の空じゃね？」
「…今それ俺にすんなよ。」
「は？どゆこと…？」
自分でやっておきながら
酷く後悔している。
“もし、どの女の子にも
こんなことしてるんだったら
思わせぶりな男って思われて
損してると思う。”
思わせぶりな奴だと絶対思われてる…。
そうじゃないのに。
“仲良くなりたい人”
そうやって自分をも誤魔化した。
俺は自分の気持ちに
正直に向き合えていない。
“俺はきっと気になってんだよ、
あの子のことが。”
“違う、気になるとか
そんなんじゃねぇし。
頭撫でられたくらいで
意識とかしてねぇし。”
天邪鬼な俺が、素直な俺を邪魔する。
“じゃあなんであんな
大胆なことしたんだよ。
あの子のこと好きだからだろ？
他の女にしたことあるかよ？”
“う、うるせぇ！したことは…
ねぇけど、そんなのまだ、
本当に好きとか決まってねぇし！”
“素直になれよ！天邪鬼野郎がよ！”
“あ！？なんだとコラ！？”
「あああ！！もう！
うるさいうるさい！！」
「キヨ…？どした？
何もしてねぇぞ俺…。
まじでお前、狂ったのか？」
「あ、こーすけ。
準備しなきゃだよな。」
「悩み事か？」
「んー、まぁそんなとこ。」
「珍しいな。お前も
悩むこととかあるんだな。」
「いやあるだろ。」
Aの前ではなんというか、
心が勝手にひらけてしまう。
俺のことを
もっと知ってもらいたい。
好きなもの。
嫌いなもの。
したいこと。
されたいこと。
俺の全部を知ってもらいたい。
「キヨ、今から音楽だぞ。
なんで理科の教科書持って来てんだ？」
「え！？間違えた！！」
「戻る？」
「いや、これでも歌えるから良い。」
「いや無理だろ、
それはさすがに！！」
女子に自分から
心を開きたいと思ったのは初めてだ。
『ねぇねぇ、ジュジュって
大学どこ行くんだっけ〜？』
「あ、えっとねぇー。」
すれ違いざまにAを
こんなにも目で追ってしまう俺って…？
これって完全に______
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ゆゆゆ(プロフ) - みやさん» みや様♡本当にありがとうございます(T . T)ご期待に応えられるよう頑張りますので、是非今回も最後までお付き合い頂けたらと思います！(_ _) (3月1日 20時) (
レス) id: 6fdc3e229f (このIDを非表示/違反報告)
みや - 今作も楽しく見させてもらってます！続きも楽しみです( ; ; )♡連載頑張ってください〜！ (3月1日 16時) (レス) id: 2bd17039e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆゆ | 作成日時：2024年2月5日 0時
