一章 【出会ったのは】 ページ1
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“おーい！こっちにボール回せー！！”
“いけいけー！！”
“っしゃあ！！決まったー！！！”
今日もグラウンドから聞こえる
サッカー部の威勢の良い声を
片耳に入れながら、
もう片方の耳はイヤホンを挿して
好きな音楽を聴く。
これが最近の私の
放課後ルーティーンみたいなものだ。
帰宅部のくせに、私は家に帰らず
このパソコン室に居座る。
何故かって？
それは、家の椅子なんかより
素晴らしく座り心地の良い
このパソコン室の椅子で
勉強するのが一番捗ることに
最近気づいたから。
“3年1組 A A”
提出用の宿題プリントに名前を埋める。
“人生のうちに名前を書く
回数って知ってる？
2万回くらいらしいよ？知らんけど。”
無責任な言葉を付け加えて
信憑性の無いトリビアを話してきた
私の親友、ジュジュのことを思い出した。
『よっし、数学終わり〜！』
うわ、もうこんな時間か…。
サッカー部も終礼をしている時間だ。
『…あれ、そういえばまだ
国語の宿題
終わって無いじゃん。』
数学の難しい問題式にとらわれて
時間が過ぎていたようだ。
『あと1時間くらいはここで
勉強していくかなぁ…。』
“気をつけ！礼！”
“お疲れっしたーー！！”
______実はサッカー部に
ちょっと気になってる人がいる。
違うクラスの淳平くん。
密かに想いを寄せていた。
でも同じクラスでも無いし
話す機会もなく月日が経ってしまい、
今に至る。
きっと淳平くんは
かっこよくてキラキラした
オーラを纏う人だから、
私が知らないだけで
彼女が居るのかもしれないし、
カースト2軍にもならない私となんて
到底、釣り合うことはない。
でも、目の保養くらいには
させて欲しいなって…。
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ゆゆゆ(プロフ) - みやさん» みや様♡本当にありがとうございます(T . T)ご期待に応えられるよう頑張りますので、是非今回も最後までお付き合い頂けたらと思います！(_ _) (3月1日 20時) (
レス) id: 6fdc3e229f (このIDを非表示/違反報告)
みや - 今作も楽しく見させてもらってます！続きも楽しみです( ; ; )♡連載頑張ってください〜！ (3月1日 16時) (レス) id: 2bd17039e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆゆゆ | 作成日時：2024年2月5日 0時
