rdo先生はたぶんモテない【rd】

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A side






「まあいいや…暑いからお茶でも…






はい、どー…」






大きいペットボトルを傾けてコップに注ごうとすると






コップがぐらっと傾いた





「あっ」






ばしゃーっと、らだおくんのズボンのちょうど股間あたりに全部かかった






青井「……どう思う？」






ドヤ顔でズボンを広げてくるらだおくん






「や、やんちゃな感じがイケてる…と思う…






ご、ごめん」






青井「そうか…」






「ごめんねらだおくん、机の上にあったプリントとかも少し濡れちゃった」






青井「いや、それ捨てようとしてたやつだから






ていうか、ゴミだから大丈夫だぞ」






よく見てみると、






ー教育とはー

僕の教育論全集

成瀬力二






と、書かれたプリントにクリップでらだお先生へ読んでくださいと貼られていた






なにこれほんとに






青井「それよりお前は？かかってないか？






お茶だから大丈夫だと思うけど制服シミになったら大変だし






俺のジャージとはわけが違うからな」






「あ…うん、私は大丈夫」






(自分勝手な理由で1人で騒いで迷惑かけて






なのにらだおくんはずっと私の心配してくれてるし、






子供だなあ私…何やってんだろう)






自分勝手な自分に嫌気がさして、机を拭きながら涙が出てくる






「ごめん、らだおくん






私ちょっと頭冷やしてくるね…






あとごみ捨て」






青井「えっ、ちょっ、






この状態の俺を1人にするのはまずいだろ？！戻ってこい？！






誰か来たらまずいだろ？！おもらしだぞ完全に？！」






「大丈夫だよらだおくん、大人だっておもらしする人もいるよ」






青井「誰のせいだ〜？」

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