rdo先生はたぶんモテない【rd】

12 らだお先生と口実 ページ22

A side






青井「よし、授業すんぞー」






その声とともに外に出てきたらだおくん






の、服は最近の暑さからか半袖で相変わらずダサかった






「うわっ…」






「どこで買うんだあのTシャツ…」






「もう勘弁してくれ…」






ミーンミンミンミン






ミーーーン






(らだおくんも衣替えかー






最近暑いしもうすぐ夏休みだもんなあ…






……ん？






夏休み…なつやすみ…？






あれ？もしかして私…






夏休み学校に来る予定ない？)






私の想いも露知らずらだおくんは私たちのTシャツへの呆れ顔に対して






青井「なんだお前らその顔」






と、顔を顰めていた






・






「365日らだおくんに会いたい」






青井「なんだそれ…






それを聞いて俺はどんな顔すればいいんだよ






普通本人に言うか？」






「こんなことになるなら委員会か部活にでも入っておくべきだった…」






ずうぅぅぅん…と効果音がつくほど落ち込む私






一旦、入る動機が不純か






「あ〜、緑色にも会えなくなっちゃうね」






けろけろ、と鳴くカエルの緑色に話しかける






青井「そもそも俺も夏休みは毎日学校にいるわけじゃないぞ」






「…夏休みなくならないかな」






青井「とても学生のセリフとは思えないな」






そんな呆れた顔しないで






青井「あ、でも今度の期末で赤点がいたら夏休み中補習あるし






最初の何日かはずっといると思うけど…






でも多分お前には関係ないからなあ」






「くっ…」(中間テスト 保健98点)






私が頭がいいばっかりにこれは困った






青井「お前今、ムカつくこと考えてるよな？」

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