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なんやかんやで尋問が終わり、私はレナトスさんに医務室に連行されていた。
どれだったけなぁ〜…と棚を漁るレナトスさんに、私は質問を投げかける。
貴方「ねえ、ここって血清処置はできないの?」
レナトス「ケッセイィ?なんだよそれ」
貴方「簡単に言えば毒抜き__「お前毒食らってたのかよ!!早く言え!」…毒って言ってもただ体が一時的に麻痺するだけだよ。」
レナトスさんは一瞬目を見開いたかと思えば、ため息をついた。
何だよ、なんか文句あんのかよ。
レナトス「ただってお前なぁ…魔法で何とかできねぇのかよ。」
貴方「できるけど、一応聞いただけ。」
私は懐から杖を取り出し、呪文を唱えた。
貴方「ー
すると、だいぶ治まってきた痙攣が完全に無くなった。
それを確認してから杖を仕舞い、救急セットを持ってきたレナトスさんに大人しく手当をされる。
貴方「…手際良いね。後で教えてよ」
レナトス「あぁ?魔法で何とかできるだろ」
貴方「魔力無くなった時やり方知らなかったら対処出来ないでしょ。」
レナトス「…確かになぁ。」
くあぁ、とあくびをしながらそんな事を言うものだから此方まで気が抜けそうになる。
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藤s - いつも楽しく読ませて頂いてます!!52話ちゃんが行方不明になってます…(> <。) (8時間前) (レス) id: 5ee7a1b786 (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - あかりさん» ご指摘ありがとうございます。申し訳ございませんでした。 (3月29日 7時) (レス) id: 139eb9e035 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - オリ フラついちゃってます (3月28日 23時) (レス) id: 9ddab14b24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:水無月 | 作成日時:2024年3月21日 20時