検索窓
今日:7 hit、昨日:4 hit、合計:4,026 hit

ページ ページ12

少し時間を空けて落ち着いた頃、きりやんさんの仲間の方たちと改めて会うことになった。

正直顔を合わせるのはキツい。さっきのナイフの冷たい感覚は残ってるし歓迎されていないのも感じる。
確かに1ミリも知らない人が急に仲間に加わるのは嫌な気持ちも分かる。

…やっぱり、今からでもあの街に戻ろうかな。そもそも私には、あの街が1番合っていたのかもしれない。

はぁ…と胃の痛さを紛らわせるように溜息をつくと、きりやんさんと目が合った。




「なんか、すんません」



「いやいや、こちらこそすみません…確かに急に来られても困りますよね…」




あはは、なんて情けない笑い声を出せばきりやんさんは優しい表情を浮かべた。




「Aさんのことアイツらみんな受け入れてくれますよ
6人でいた時間が長いから慣れないだけ
それに、貴女を守ると約束したんでアイツらがなにかしてきたら容赦しませんよ」




流石に5対1は危ないかも、と笑いながら言うきりやんさんのお陰で気分が落ち着いた。心強い味方がいることに安堵していると、5人が入ってきた。
相変わらず、ナイフを突き立ててきた方は私を睨んでいるしスーツを着ている方は警戒から他の人たちよりも後ろにいる。




「スマイルもっと前出ろ!シャークんは睨むな!
はぁ、、Nakamuからお願い」



「…このワイテルズファミリーのボスのNakamuです」



「改めましてBroooockで〜す」



「…シャークん」



「きんときです。よろしく」



「…スマイルです」



「最後に改めまして、きりやんです
これからよろしくねAさん」



「AAです。これからお世話になります。よろしくお願いします」




自己紹介をし、頭を下げても何も反応がない。これは、やっぱり嫌われてるなと思いながらゆっくりと顔を上げるときりやんさんがスマイルさんの頭を拳でぐりぐりとしていた。




「その態度やめろって何回言えば分かんだ!」



「いたいいたい!きりやん!やめろ!痛いって!」



「お前後で〆るからな」




先程の温厚なきりやんさんとは違う部分をみて、きりやんさんも裏社会の人間なのだと感じた。




─────
更新が遅くなり申し訳ありません。
お気に入り登録数100人誠に感謝申し上げます。これからも精進して参りますので、温かい目で見守っていただけますと幸いです。

お知らせ→←前ページ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (32 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
108人がお気に入り
設定タグ:ワイテルズ , WT , 実況者   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2024年3月12日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。